HARUMI KUGA'S COOKERY 空閑晴美 料理教室

Simple & Basic Class

旬の食材を取り入れた和食をベースににした家庭料理を基礎から学べる

2022.12.13
おせち料理

おせち料理
─ おせち料理 ─
お雑煮・田作り・黒豆・叩きごぼう・伊達巻・松前漬け・鴨ロース・
紅白かまぼこ・海老射込み高野豆腐・紅白結びなます・ワカサギマリネ

今年もおせち料理クラスをしました。続けて行くことが大事だと思っています。10月のクラスからお節に使える「栗の渋皮煮」「炒り鶏」をメニューに入れてきましたのでそちらも参考にして下さい。

お澄まし仕立ての東京風の菜鶏雑煮、私の家ではこのお雑煮です。鶏むね肉、小松菜、焼き角餅、三つ葉に柚子です。お雑煮は地方によって異なりますのでお家に伝わったお雑煮を作り続けてください。

祝い肴の田作りはゴマメとも言われますが、美味しく作るには素材を選んでください。フライパンで焦がさないように炒って、たれを絡めます。蜂蜜を加えました。
黒豆も良いお豆を選び、私は小田垣商店の飛び切り黒豆を使います。煮汁に一晩浸け、鉄卵と一緒に10時間、極々弱火で煮て、更に一晩浸み込ませます。
こんなに時間をかけてお豆を煮る事はお節作りの時位、美味しく出来るとホッとします。

牛蒡はお米のとぎ汁で茹で、軽く叩きます。出汁で煮て、胡麻、調味料で和えます。これも祝い肴です。

伊達巻が入るとお節が華やかになります。自家製は日持ちしませんので大晦日に作り、3が日で食べきる様に、その間きれいな紙で巻いて水分を取り、毎日紙は交換して下さい。
上質のすり身と帆立に卵、調味料をブレンダーで合わせ、オーブンペーパーを敷いた天板に流し焼き、鬼すだれで巻いて冷まします。

昆布、するめは予め切ってあるものを買いました。京人参と共につけ汁に浸けて一晩置くだけ、塩出しした数の子を合わせました。

鴨は余分な脂を取り、皮目に格子状に切れ目を入れてしっかり焼いて脂を出しておきます。つけ汁に浸け蒸しました。日持ちが良いように火を良く入れたいのですが、パサつきは避けたいので蒸した方が良いでしょう。

高野豆腐は戻し方にコツがあります。お出汁が浸み込むように良く戻し、海老のすり身を射込んで、一旦蒸します。いきなり煮ると海老が出てきてしまうので蒸してからたっぷりのお出汁で煮含めます。彩に生麩と絹さやを添えました。

大根と京人参を塩水に浸け、しんなりさせてから結び、甘酢に浸けました。柚子釜に入れて、お正月にふさわしい一品です。こはだと合わせても良いでしょう。

蛸で作るつもりでしたが、丁度ワカサギが送られてきましたのでから揚げにして使いました。
パプリカは焼いて皮を剥きます。紫玉ねぎはパプリカと共にオリーブ油で炒め、ヴィネガーを加えて冷ましてからディル、レモン汁、オリーブ油でマリネしました

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