いつまでも残暑が厳しく、食材もお花も揃えるのが大変でした。その中でも少しでも秋らしいメニュー、テーブルを考えました。

９月が旬のいちじく、加熱すると美味しくなります。赤ワインで煮たりコンポートにしたりしますが、出汁で煮ると又違った味わいになります。
お出汁に薄口醤油とみりんで煮て、胡麻あんを添えました。黒練り胡麻に砂糖と濃口を合わせ、煮汁で伸ばします。

菊の花、赤、緑ピーマン、もやし、椎茸を和え物に、椎茸直焼き、他は茹でて出汁に浸けておきます。ごま油、酢、玉ねぎのすり下ろし汁でドレッシングを作り和えます。

万願寺唐辛子とトマトと肉だけで作るすき焼きです。割り下を作っておきますが昆布出汁と濃口、みりんだけ、砂糖は加えません。
肉をと万願寺を牛脂で焼き、一旦取り出しておきます。鍋にグラニュー糖を大匙２位振り入れ焦がし、肉に絡めます。万願寺を戻し、割り下を加え、トマトをも最後に加えて火を止めます。黒胡椒を振って仕上げます。
すき焼き肉を使いますがあまり脂が多くない方が良いでしょう。

油揚げを加えて炊いたご飯に細く切ったみょうがを加えます。

舞茸、しめじ、ヒラタケ、なめこの汁ものです。なめこ以外は２，３時間干して使います。香りが良くなります。なめこは熱湯をかけておきます。

巨峰、ピオーネなどの黒ぶどうを煮て漉し、ゼラチン、砂糖、レモンを加え器に入れて固めます。生クリームと彩を考えてシャインマスカットを添えました。