旬の食材を取り入れた和食をベースににした家庭料理を基礎から学べる
─ 12月のシンプル&ベーシック ─ |
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おせち料理 |
いつも通り12月のSBクラスはおせち料理です。毎年同じことをくり返すという事がどれほど幸せな事か、そう感謝しながら作って頂ければ嬉しいです。
今年の伊達巻は芝海老とすり身を合わせて使いました。天板を鬼すだれの大きさに合わせて作ってもらいましたが、とても良く焼けてもっと早く作ればよかったと思っています。
きんとんは鳴門金時でないとうまくいきません。叩きごぼうは胡麻にカシューナッツを加えました。
黒豆はじっくり弱火で8時間ほど煮ました。田作りは絡める密の濃度が大事です。
昆布巻きもゆっくり煮含める様に煮て一晩浸み込ませて、鴨は京鴨を使いました。松前漬けは数の子を加えていますので、まず塩出しを十分に、人参は京人参を使ってください。酢の物は柚子釜にして鰆もじっくり火を通して下さい。
麩嘉のヨモギ麩は一度揚げてから煮ます。くわいはくちなしで色を黄色に、人参はねじり梅にして、地味になりがちなお煮物を華やかにしました。
お出汁はたっぷりととっておきます。お雑煮のお出汁は大事です。今年は関東風のお澄まし仕立ての菜鶏雑煮にしました。
庭の葉蘭と南天はお節の盛り付けにとても役立ちます。