Topics & Lifestyle 空閑晴美 コラム

真冬の京都

観光客の少ない、静かな冬の京都は素敵でした。

金閣寺へお墓参りが一番の目的、去年亡くなった私にとっては大恩人のお墓参りです。
故人のお好きだったシャンパーニュをヴーヴクリコのトラベルバッグにグラスと共に入れて持参、お墓の前で抜きました。
竹林に囲まれた静かな佇まいのお墓、身を切るような冷たい風が心地よく、やはりお好きだった白い花のブーケもお持ちして、喜んで下さったでしょうか?
シャンパーニュが少しぬるくなってしまって・・・“もっと冷やして持ってくるように”とおっしゃっているようでした。
このバッグの保冷時間は2時間でした。
ごめんなさい。

冬の金閣寺、とても悲しく、きれいでした。

その後、少し時間があったのでハイヤーの運転手さんお勧めの建仁寺へ、国宝の宗達作の風神雷神図屏風や2002年に創建800年を記念に描かれた双龍図は素晴らしかったです。

この原稿を作っている最中に十一面観音菩薩像が盗難にあったというニュースをTVで見ました。
4枚目の画像がそうですが、菩薩像は良く見えませんが、この時は確かにおられました。

その後は今年の仕事が上手くいくように伏見稲荷へお参り、運良く公開されていた重要文化財の茶室へ、写真撮影は一切だめでしたが稲荷山を借景にした、苔の美しい庭に建つ、松の下屋という茶座敷の棟方志功の襖絵の迫力は素晴らしかったです。
生命力のあふれた原色の襖絵と茶室の対比の不思議な世界に、感動しました。

冷たい風に冷え切ってしまった後は祇園へ、夕暮れの祇園は独特の情緒に包まれていました。冬の味覚を堪能して帰って来ました。