Simple & Basic Class 今月のレシピ

おせち料理

おせち料理

一の重 口取りと祝い肴
(黒豆 田作り 栗きんとん かまぼこ 伊達巻 昆布巻き)

 二の重 焼き物と酢の物
(鴨の焼き物 竜眼揚げ 紅白なま酢 柚子寒天  松前漬)

 三の重 煮物 
(梅花人参 蓮根 手綱こんにゃく 里芋 生麩 ごぼう 椎茸)

 雑煮 
(焼き餅 小松菜 三つ葉 鶏肉)

テーブルテーブル

今年も又この季節が廻って来ました。お節の授業には特別な思いで臨みます。
お節料理を作る時、料理の本質に戻れるような気がしています。貧しかった時代に知恵と手間で祝いの食卓を作った先人達に思いを馳せ、丁寧に出汁を取り、野菜を剥き、煮炊きしていると本当に食は風土の恵みなのだと思えるのです。

それぞれの家に伝わる味を大切に作り続けて下さい。私のお節が参考になればとてもうれしい事です。素晴らしい食文化を伝えて下さい。

一の重昆布巻ききんとん田作り伊達巻1伊達巻2

一の重には口取りと祝い肴、おなじみの物が入ります。黒豆は蜜に浸けたままにしておきたいのでお重には入れず、別の器に入れています。
葉蘭を使ってしきりにして、きんとんや田作りの様にべたべたしたものが他に付かない様にしています。南天は難を転じるというおめでたい葉です。

二の重松前漬け 鴨なま酢竜眼揚げ1竜眼揚げ2

二の重には焼き物と酢の物、焼きものではないのですが竜眼揚げ、卵の黄色が映えます。ささみを薄くのばし海苔を重ね、鶉の卵を巻いて揚げます。
鴨の焼き物は余分に作って置くとお雑煮にも使えるので便利、松前漬けにはするめに代わりに帆立を、なま酢はシンプルに紅白なま酢です。

三の重煮物1煮物2人参こんにゃく生麩

三の重は煮物です。それぞれ下茹でをしたり、素揚げをしたり、きちんと下拵えをしないとおいしい煮物は出来ません。そして大事なのはお出汁、昆布とかつをでたっぷり作って置きます。

特別な物は何一つ入っていません。しかしお出汁は上質の昆布とかつおを使い、下拵えに手抜きはしません。その差は歴然、煮物は難しいですよ。
大げさにいえば作り手の技、感性がにじみます。