Simple & Basic Class 今月のレシピ

<春の松花堂弁当>

魚介のからし酢味噌和え
たたきごぼう
鴨の焼き物 新キャベツ添え
あわび炊き込みご飯
白魚の澄まし汁
和三盆の抹茶ロールケーキ

今月のシンプル&ベーシッククラスは松花堂弁当を作りました。
江戸時代に松花堂昭乗という僧が、好んで使った食器がこのお弁当の由来といわれていますが、本当はこの僧は小物入れに使っていて、それを食器にしようと思いついたのは、吉兆のご主人、湯木さんだそうです。
ですから吉兆が元祖、そういえば京都に松花堂吉兆というのがありました。

ご飯は物相にして盛るのが決まり事、あわびをご飯に炊き込みました。
品の良い美味しいご飯が出来上がりました。お澄ましは旬の白魚です。

“春は苦味”と言いますが春先のあくの強い野菜は、冬の間眠っていた身体を起こしてくれる様な気がします。
うどと緑が鮮やかなわけぎ、若布と魚介、平貝、小柱、帆立、サヨリなどをからしの利いた酢味噌で和えました。

新ごぼうが出てきました。柔らかくて香りの良い新ごぼうは、お出しで下煮をして胡麻で和えました。
ごぼうってこんなに美味しい物だったのですね。

焼き物は魚ではなく鴨にしました。ストウブで6分、2分蒸らして保温、脂を取り除いた鍋に濃い口醤油、日本酒、生姜の絞り汁、そして糖蜜を加えました。
糖蜜はモラセスともいい、通常お菓子作りに使いますがお醤油やバルサミコとの相性もよく私は料理にも使います。
サトウキビから砂糖を作るときに出る蜜で独特の香りがします。
それらを煮つめ、鴨に絡めます。

和風に抹茶風味のロールケーキを作りました。
使用したお砂糖は和三盆糖、この甘さは雑味の全くないすっきりした甘さです。
極上の和菓子に使用されています。
阿波の岡田製糖所のご主人とお知り合いで、直接素晴らしい和三盆糖を送って頂いています。
鴨に使った糖蜜も岡田製糖所の物です。
お砂糖がこんなに奥深いとは和三盆を使うまで知りませんでした。

和三盆のアイスクリームなんて信じられない美味しさです!