Simple & Basic Class 今月のレシピ

<早春の松花堂弁当>

貝と三つ葉の八朔和え
鰆の蕪みぞれ焼き
新じゃがいもの牛そぼろ煮
あさり剥き身の炊き込みご飯
さやえんどうのけんちん汁
葛桜汁粉

季節の食材を使って松花堂弁当にしました。
松花堂は茶懐石の膳組みを簡略化したお弁当で、お昼のおもてなしに最適です。
和食はメインディッシュというものがないので、家庭でおもてなしをする時、品数を作らないとテーブルが淋しくなりがちです。
このように松花堂にすることで改まった感じになります。
どの枡に何を盛り付けるかは決まっていますし、特にご飯は必ず物相といって型で抜いたご飯を左手前に入れます。

平貝、青柳、とり貝を八朔と根三つ葉と一緒に和え物にしました。
春になると様々な柑橘類が出回ります。
私はどれも大好物で毎日2つくらいは頂いています。きれいな日向夏はゼリーに、夏みかんはマーマレードに、八朔は適度の酸味と甘味が料理に使い易い果物です。

鰆は西京焼きにすることが多いかと思いますが、蕪にほうれん草を混ぜたものを乗せ、焼いています。
煮物は可愛い小さなじゃがいもを油で揚げて、牛のそぼろをかけました。
針生姜をたっぷり添えて出来あがり。
お汁は絹さやとお豆腐、油揚げを胡麻油で炒めてけんちん汁に、吸い口は黒胡椒です。

お口直しの甘味は桜の香りの葛を入れたお汁粉、桜が程よい塩味を付けてくれます。

昨年と比べると今年は寒く、筍や蕗もまだまだですし、毎日観察している庭の山椒の芽吹きももう少し先ですね。
4月は筍尽くしをしたいのですが、これからの天候次第、でも確実に食材は春に変わって来ています。
季節の移り変わりを楽しんでお料理してくださいね。